top of page

代表:丸尾 拓プロフィール

 

現在、 G-フォレスタの代表他、専門学校や演劇ワークショップの講師、伝統芸能

「能楽」の囃子方ユニットであるTTR能プロジェクトのプロデュース・事務局長としても活動。
また伝統文化こども教室の運営や健康道場や武術家のプロデュース、「ザガットサーベイ関西版」等のライターなど多方面で活躍している。

経歴

 

1985年 潮流出版に入社。月刊QHO編集部の所属となる。
1987年 潮流出版倒産。
1988年 加藤健一事務所の大阪公演スタッフとなる。
以後4年間、大阪、京都、神戸公演の裏方として公演に張り付き、
また仕込&バラシ人員の調達をする。

1989年 有志と劇団オクト企画を設立。
1998年の退団までの16作品中、半数の劇作と全作品で演出に携わる。
1990年 加藤健一事務所「ブラック・コメディ」全国公演に舞台スタッフとして帯同。
1996年 大阪国際交流センターでの東大谷高校演劇観賞会等、学校公演に呼ばれる。
1998年 オクトキカク退団。
1998年 尼崎市総合文化センター主催サロンコンサート「兵士の物語」で台本・演出。
1999年 ソロユニット「ラストウィル」設立。
2000年 劇団 G:フォレスタ旗揚げ。全作品で作・演出を担当。
2001年 よしもとrise-1 シアター主催「俳優勃興計画2」演劇ワークショップ講師
2002年 あまがさき未来協会主催『阪神カレッジ芸術文化祭参加 演劇ワークショップ』講師
      兵庫県阪神南県民局主催「阪神カレッジ芸術文化祭」運営スタッフ
2003年 劇団G:フォレスタ よしもとrise-1シアター共同プロデュース「GO! Women!」作・演出 
      よしもとrise-1シアター
      伝統文化こども教室 運営スタッフ
      兵庫県阪神南県民局主催「阪神ユース演劇祭」制作スタッフ
2004年 TTR能プロジェクト事務局スタッフに就任
      LICはびきの「演劇ワークショップ」講師
      「心中天網島」出演 / 人間国宝・鶴澤友路 竹本初美 望月太明蔵社中  演出 at プレラホール
      兵庫県阪神南県民局主催 演劇ワークショップ・プロデュース
      「石・衣・Noh・show」ファッションショー 舞台監督 at 大槻能楽堂
2005年 阪神淡路大震災10周年記念事業
      劇団G:フォレスタ「青い空の真下で」作・演出 神戸・大阪二都市公演
      神戸 / 兵庫県民小劇場 大阪 /インディペンデントシアター2nd
      神戸カナディアンアカデミー APAC THEATRE 舞台監督
      専門学校アートカッレジ神戸 DJ声優科講師 就任
      芸術文化振興基金助成事業
      TTR能プロジェクト2005公演「船弁慶」at 大阪能楽会館 運営製作スタッフ
      兵庫県主催有栖川有栖ミステリー劇場「インディアン島からの招待状」監修
      TTR能プロジェクト事務局長に就任
2006年 Gーフォレスタ「西洋かぶれ」5ケ月5作品連続公演
      神戸市芸術文化活動助成対象事業
      G-フォレスタ「西洋かぶれ」ver.11-4『竜馬が行くかも』at イカロスの森 作・演出
      大阪楽座事業(大阪府)
       G-フォレスタ「西洋かぶれ」ver.11-5『新ハムレット』at 細野ビルヂング 潤色・演出
      大阪府パートナーシップ事業「こども能楽一日体験教室」プロデュース
      at 箕面文化センター、LICはびきの
      芸術文化振興基金助成事業
      TTR能プロジェクト2006公演「望月」at 大阪能楽会館 運営制作スタッフ
      大阪楽座事業(大阪府)・TTRライブ能in細野ビルヂング 企画・プロデュース
      楽劇の祭典・山本孝 古希祝賀能 制作 at 大阪能楽会館 製作補
      楽劇の祭典 瀬戸内寂聴作 新作能「蛇」at 兵庫県立芸術文化センター  舞台監督
2007年 「TTRライブ能 in 山本能楽堂」at プロデュース&舞台監督
      G-フォレスタver.13 ロングラン企画
      「百年先にも手をつなごう」作・演出at インディペンデントシアター
専門学校アートカレッジ神戸 DJ声優学科卒業公演演出
      日本的身体操作を解読する 創作ダンス公演「天之岩戸」
      企画プロデュース、構成、演出 at A&Hホール
      大阪楽座事業(大阪府)TTRライブ能 in 細野ビルヂング 企画・プロデュース
      洋館ミステリ劇場 江戸川乱歩「暗黒星」 at 旧乾邸  脚本・演出
      「追憶の蒼い薔薇」at ピエロハーバー 演出・八木延佳 コーディネーター
      文化庁委嘱こども能楽教室運営
      芸術文化振興基金助成事業
      TTR能プロジェクト5周年感謝公演「隅田川」at 大阪能楽会館 制作
      大阪市助成公演 G-フォレスタver.14「挫折と思いやりと連続殺人」at 芸術創造館
      朗読劇「アジャセ王の悲劇」at 神戸市須磨区 順照寺 プロデュース・演出
      洋館ミステリ劇場 江戸川乱歩「暗黒星」再演 at 旧乾邸  脚本・演出
      都島区老人センター「クリスマス・コンサート」プロデューススタッフ
2008年 兵庫県立芸術文化センター主催「新春コンサート」制作スタッフ
      専門学校アートカレッジ神戸卒業公演 at  アートビレッジシアター 演出&総指揮
      洋館ミステリ劇場 江戸川乱歩「鏡中影」 at 旧乾邸  脚本・演出 
      芸術文化振興基金助成事業
      TTR能プロジェクト5周年感謝公演「熊野」at 大阪能楽会館 制作
      日本的身体操作を解読する 創作ダンス公演「天之岩戸」
      企画プロデュース、構成、演出 at 新宿四谷区民ホール
      神戸新聞文化センター「暮らしいきいき講座」講師
      神戸市芸術文化活動助成対象事業
      G-フォレスタver.15「朝、殺人に気づく」at 神戸KAVCホール 作・演出
      TTRライブ能 in ミッテ  企画・制作
      洋館ミステリ劇場 夢野久作「二重心臓」at 洋館S邸 構成・演出
      「融」が120%面白くなるTTR講座 at 大阪能楽会館 企画・制作
      文化庁芸術祭参加公演/芸術文化振興基金助成事業
      TTR能プロジェクト秋公演「融」at 大阪能楽会館 制作  
      洋館ミステリ劇場 夢野久作「二重心臓」at 洋館S邸 構成・演出
      洋館ミステリ劇場 横溝正史「キャバレー月世界殺人事件」at 月世界 構成・演出
2009年 TTRライブ能 in ミッテ  企画・制作
      専門学校アートカレッジ神戸卒業公演 at  アートビレッジシアター  演出&総指揮
      「歌占」が120%面白くなるTTR講座 at 大阪能楽会館 企画・制作
      芸術文化振興基金助成事業
      TTR能プロジェクト秋公演「歌占」at 大阪能楽会館 企画・制作

TRI MUSIC社長 外園 潔 氏

劇団G:フォレスタの丸尾氏の創り出す芝居は、奇をてらった演出があるわけでもなく、実に耽々としている。
彼はその作品創りで、通(コア)の演劇ファンを喜ばせることに主眼に置いているとは思えない。
と言うのは、僕は丸尾氏をジャーナリストのように感じるからだ。
演劇にこめられたメッセージは時代を強く反映し、観客に真正面から挑んで来るのだが、
以外と頑張って訴えようとしていないのがとても奥ゆかしくて感じて苦笑してしまう。
でもその手法は、題材や脚本、演出を含め観客に対してソフトでとっつきやすく、それはかなり用意周到だ。
僕等はこの手法にまんまとノセられてしっかりと丸尾氏のメッセージを受け取ってしまうのだ。
そしてどの作品もその言わんとするところが結構痛烈だったりするのだからタチが悪い。
G:フォレスタから公演の案内が来るたびに「今度の芝居で彼は何を題材に、何をテーマにするのだろうか?」
と少しにやける僕なのである。

評論家 星野 明彦 氏

G:フォレスタは旗揚げから観てますけど…。やっぱり知らない人に勧めるポイントとしては、「難しくないから芝居に慣れてない人でも大丈夫」、そして「お 洒落だからデートにも使える」ってとこでしょうか。関西弁でお洒落になれるのは嬉しいですよね。でもやっぱり、それだけと違いますね。もう一歩話を進める と、「優しいけれども甘くなくて、苦い」って言いたくなる。これまでの五本のうち、完全なハッピーエンドって、一本もなかったでしょう? 互いのことを思 い合っていても、男女の間でくい違いが重なれば、もう元には戻れないことがわかる。それに震災と向き合った旗揚げから始まって、心の病とか階層社会とか関 西の沈滞とか、背景にあるシビアな現実が見えて来ますよね。そしてまた、苦いだけでもない、舞台に出て来る不器用な、でも一生懸命な連中を見てると思うん ですよ、「うまくいかないことがあっても、生き方は間違ってない」って。苦くてしかも優しいから、お洒落と正反対の僕でも入っていけるんです。

bottom of page